FC2ブログ

2019年10月4日~10日 涸沢の紅葉

YOUTUBE
20191004~10 涸沢の紅葉


2019年10月4日から10日までの予定で
秋の涸沢に遊んだ
やたら台風に祟られたこの秋
沈殿覚悟の山行でした


IMGP4969.jpg        IMGP4973.jpg        IMGP4979.jpg

入山第一日目は上高地から横尾まで
大雨に祟られずぶぬれで横尾山荘に入った

翌二日目早朝
梓に掛かる大橋を渡り涸沢街道に突入

朝もやが森のなかを流れていた
天気は昨日とはうって変わって好い天気だった


IMGP4986_20191016155932dfd.jpg        IMGP5002_20191016155934159.jpg        IMGP5013.jpg

本谷橋を渡り、横尾の大登りを越え
本谷出合の大曲で深呼吸して
Sガレの下部で一服した


IMGP5081.jpg        IMGP5091.jpg        IMGP5106_20191016155940113.jpg

息を切らしながらテント場をぬけ
涸沢小屋にたどり着いたときには
足の筋肉が張っていた
テラスで休んでる間に陽は陰り
前穂の山頂部が夕日に照らされていた
この夜のテン場は賑やかだった
宵闇の中、テントの花が美しかった


IMGP5122_20191016155941109.jpg        IMGP5140.jpg        IMGP5151_20191016155944a6d.jpg

翌3日目の朝は早かった
朝4時半から食事
5時過ぎにはカメラを担いで
涸沢の池の方へ出かけた
真っ赤なモルゲンロートを期待しつつ
カメラを据えてその時を待った
モルゲンロートはたいしたことはなかったが
日の光を受けた涸沢岳に
一本の帯が出来て、好いアクセントになった


IMGP5160.jpg        IMGP5172.jpg        IMGP5175.jpg

山が目覚めていった
そして大きく手招きをしているようだった
奥穂も北穂も、一万尺の稜線の目覚めだった


  IMGP5191.jpg          IMGP5224.jpg        IMGP5280.jpg

小屋に戻り、一休みしたあと
大岩方面へと向かった
小屋からのいきなりの急登は応えた
雲の多い晴れは撮影し難い
照ったり翳ったりで露光が採りにくい



IMGP5299.jpg        IMGP5312.jpg        IMGP5317.jpg

奥穂へのルートをさらに上がって
潅木帯を抜け見晴らしの好いガレ場に出た
見上げれば陽射しはあるものの
かなり雲が増えてきていた


IMGP5329.jpg        IMGP5333.jpg        IMGP5337.jpg

IMGP5340_20191016160311d71.jpg        IMGP5349.jpg        IMGP5358_20191016160315742.jpg

稜線の背後に青空があっても
カール内に光が入ってこなかった   
光がないと紅葉がくすんでしまう
「もっとひかりを」と願ってもみたが
この日は中々お日様が顔を出してはくれなかった


IMGP5374.jpg        IMGP5375.jpg        IMGP5383.jpg

たまに雲間からお日様が顔を出しても
今度は稜線が雲の中だったり
背後が真っ白だったりで
世の中うまくいかないもんである


  IMGP5408.jpg          IMGP5468.jpg        IMGP5505_201910161603247c6.jpg

パノラマルートを下りいつもの場所へ
ところが今年の見晴台辺りは散々であった
色が悪い、葉が少ない、勢いがない
これでは写真にならないと感じて
小屋に戻ることにした
それでも途中、好い色をしてる木があれば
それなりに撮影はしていたが・・・


  IMGP5551_20191016160325bb3.jpg            IMGP5563.jpg          IMGP5566.jpg

その日の夜は雲っていたが
深夜になって晴れてきた
束の間の星空であった
憂いを帯びた星の瞬きであった
冬の星座たちが語りかけてきた
オリオンがシリウスがプロキオンが


この後、七日は天候思わしくなく小屋でゴロゴロ
翌八日も終日雨で、小屋でダラダラ


IMGP5578_20191016160330925.jpg        IMGP5588.jpg        IMGP5593_20191016160332504.jpg

天気が回復したのは九日の早朝              
午前3時くらいに目が覚めて
外を見れば満天の星空だった
まさに手が届くほどの星たちであった
暗闇の中、北尾根に立つオリオン
そして北穂沢に流れ落ちる天の川
夢中になって撮影している間に
空は白んできて、オリオンは吊尾根に立っていた


IMGP5597_2019101616033413b.jpg        IMGP5600.jpg        IMGP5602.jpg

屏風の頭の向こうから
朝がやってこようとしていた
九日の朝が静かに明けようとしていた

そして朝が明けた
涸沢岳がほんのりピンクに染まった
夜明けだ!


IMGP5607.jpg        IMGP5609.jpg        IMGP5612.jpg

その朝はいきなり明けた
涸沢岳が、北穂が、奥穂が
一斉に明るくなった
徐々に上から明るくなるんじゃなく
いきなり山腹まで光が当たった


IMGP5632.jpg        IMGP5640.jpg          IMGP5658.jpg

見る見るうちに朝が溢れてきた
涸沢に九日がやってきたのだ


IMGP5669.jpg        IMGP5672_201910161606327a0.jpg        IMGP5676.jpg

なにか面白いものはないかと
探していたら、ありました
岩の窪みに溜まった水に
朝の一万尺が映っていた
左から、涸沢岳、北穂、奥穂
小さな水面の中の大きな世界だった


IMGP5696.jpg        IMGP5698_20191016160637997.jpg        IMGP5707.jpg

涸沢の池の池尻の方で撮影
揺らぐ一万尺を撮ってみた
水の流れが適当に山の像を揺らし
まるで山が生きてるようだった
あちらの世界を垣間見た感じだった


IMGP5714.jpg        IMGP5719.jpg        IMGP5729.jpg

小屋への戻り道で少し撮影
北尾根の影、そしてその間に光る岳樺
「今日は好い天気だ」と感動していた


IMGP5735.jpg        IMGP5745.jpg        IMGP5752.jpg

実に好い天気だった
雲ひとつ無いドピーカンだった
空が抜けていた
奥底まで落ちて行けそうな青空
赤や黄色が輝いていた


IMGP5756_201910161609025ec.jpg        IMGP5766.jpg        IMGP5771_20191016160904594.jpg

六日に撮った場所と同じ所とは
思えないほどの鮮やかさであった
「やっぱり紅葉は光が無いと・・・」
素直な感想!


  IMGP5776.jpg          IMGP5787.jpg        IMGP5795.jpg

遠くの常念岳もスッキリ見えた
涸沢岳も奥穂もドンと後に構えて
紅葉のナナカマドを浮かびあがらせてくれていた
余分なものを入れないストレートな紅葉景色
そこそこ遠目で見れば綺麗な紅葉であった


IMGP5799.jpg        IMGP5807.jpg        IMGP5811_20191016160913616.jpg

こうした快晴の下、美しい光景の中に
身を置いて大きく深呼吸すれば
「やっぱり山はいいなあ」と思った
穂高はシーズン最後のお色直しをして
我々を迎えてくれた
錦織の衣は直ぐに散って
白い衣にお色直しをするであろう


IMGP5829.jpg        IMGP5847.jpg        IMGP5853_20191016160917dc0.jpg

IMGP5876.jpg        IMGP5878.jpg        IMGP5883.jpg

嗚呼、涸沢よ、うんと着飾って美しく装い
たくさんの人に見てもらうが好い
人々はきっと言うだろう
「涸沢の紅葉は綺麗だった」と
でも、私は言わないぞ「今年は好かった」なんて
私は知っている、君はもっと綺麗だと
もっともっと美しい涸沢を私は知っている


IMGP5897.jpg        IMGP5905.jpg

最後の悪あがきで月夜の涸沢を撮った
涸沢は月明かりの下で冬への支度をしているようだった


YOUTUBE
20191004~10 涸沢の紅葉

スポンサーサイト



プロフィール

ふくすけまる

Author:ふくすけまる
カメラかついで、山へ、里へ。日本の自然の移ろいと原風景を求めて飛び回っております、おじさんカメラマンです。まあ、見てやってください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR